2012-01-27

タイ土建築ワークショップツアー

日程   310日(土)~18日(日)(79日)
場所   ダルマエコファームとチェンマイ(図は下です。)
内容   土建築ワークショップと土建築ツアー、文化交流(詳細旅程は下記参照。)
ワークショップ ポアード・アース(現場打ち安定化土構法)、版築、軽量土充填構法、土塗り(消石灰、セメントなど硬化剤を使用します)。(ダルマエコファームにて)
見学ツアー         土と水牛糞とセメントで仕上げた竹の構造体の家屋、アドベ構法を教育する学校、日干し煉瓦やコブで出来た家
文化交流            ハーブボール作り・ハーブマッサージWS、チェンマイ文化ツアー、地域市場見学、美味しいタイ料理、半額タイマッサージ
言語   英語と日本語
参加費             58千円 (申請が28日までに確認した場合
                            66千円 (申請が29日と24日の間に確認した場合
ワークショップツアー、タイ国内の交通費(バンコクーチェンマイ往復航空券)、宿泊(ゲストハウス)、食事が参加費に含まれます。日本-タイ間の航空券及び保険は含まれない。
締め切り: 2012224
定員   16
主催者:ダルマエコファーム
後援団体
NPO法人エコロジー・アキスケープ 
スローデザイン研究会 
NPO法人富山ストローベイルハウス協会 

お問い合わせ先            カイル・ホルツヒューター
                                          nihondaigaku.kairu(at)gmail.com
                                          080-3477-9841

申し込み方法  参加希望者はnihondaigaku.kairu(at)gmail.comまで、メールにて申し込みください。申し込みに際して、以下の手続きも必要となります。

  • パスポートのコピーを添付ください(タイ国内航空券を予約する際にお名前を確認する必要があるので)
  •  25円の入金(現地での宿泊・レンタカー・タイ国内航空券予約等ために参加費の一部を前金として納めていただきます)。直前にキャンセルされた場合、前金のご返金が不可能となりますのでご了承ください。また、参加費の残額は、タイ到着の際、主催者に現金で納めていただきます。
三菱東京UFJ銀行 湘南台支店
店番509 口座番号0015058 総合口座
HOLZHUETER KYLE RONALD
ホルツヒューター カイル ロナルド

国際航空券 各自個人チケットを手配することにな ります。10日(土)夜晩くバンコク空港で集合します。17日(土)15時までにバンコク空港に行けるので、17時以降に日本へバンコク空港を出発しても 大丈夫です。17日23:15に元の予定通りに帰国する方と一緒にちょっとバンコクで観光しようかなと考えています。今のところ、HISが格安です。
http://e.his-j.com/shop/air/calendar/02A_10/BKK/__01_00_0,1_F,O
国際航空券を予約・購入してから、詳しい日程をカイルまで教えてください。
航空券を購入するため、パスポートは出国時に6ヶ月以上の有効残存が必要です。ご注意下さい。

成田空港での為替レートの方が良いそうです。310日(土)にバンコク空港に夜遅く到着しますので、成田を出発する前に両替する事をお勧めします。各自の予算によりますが、約1万円が適切と考えています。

最後に法律上、私は添乗員ではないため、各自、自己責任で行動していただきますようよろしくお願いいたします。

一緒に土建築を建設したり、見学したりしましょう。とても楽しみにしています。


左上はチェンマイで右下がだるまファームを示しています。

土建築ワークショップツアーは317日(土)にバンコク空港で解散となります。
スケジュールは変更する可能性があります。ご了承ください。

土建築ツアー
1.王様が支援しているモデル土建築センター

2.パンヤデン・スクール
 
3.パンヤ・プロジェクト

4.プンプン

5.バードネストハウス
http://baanrungnok.blogspot.com/p/calander.html

文化交流
ヴィマヤ・スパー
http://ikanoya.wordpress.com/vimaya-spa/

*ツアーや文化交流の内容は変更する可能性があります。ご了承ください。


主催者からの挨拶
サワディクラップ From タイ王国

カイル・ホルツヒューターの友人で、二-ル・ウィルマンと申します。以前、カイルさんが企画したドイツ、カッセルでの土建築講座に参加しました。土建築のすべての面において世界的に名高いゲルノット・ミンケ教授にしか出来ない大変すばらしい講座でした。そして、この講座に対する日本の学生の意気込みがこの経験をより素晴らしいものにしたのではないかと感じてます。

カッセルでの講座がまだ半分も終わらない頃から、タイにある私のダルマエコファームでも同じようなテーマでワークショップを出来ないかと計画し始めました。ここ数ヶ月間、カイルと私はその実現に向けて詳細を練ってきました。そうしてここに、カッセルの講座に参加した皆さんはもちろん、仲間や友人の皆様にも今回のワークショップの詳細をお知らせしたいと思います。

ダルマエコファームでの初の試みとなる今回の土建築ワークショップにおいての一番重要なのは、参加者全員が安全に楽しめることです。今回の講座は有名な教授によるものでもないため、カッセルの講座と全く同じような経験は望めないかもしれません。しかし、宿泊、活動内容、ツアー等、参加者の皆さんに十分楽しんで頂ける内容になっているかと思います。

この一週間にわたる講座では、ダルマエコファームでの土建築ワークショップとチェンマイ近辺の土建築見学を企画してます。ポアードアース/版築/軽量土充填工法/土塗りなどの実験的そして伝統的な土建築技術をこのワークショップを通じて学ぶことが出来ます。ポアードアースはインドとアメリカが開発した新しい土建築技術です。オーロビルという世界最大のエコビレッジではポアードアースの研究のためインターンを募集してます。ただ、タイでは雨が多く、良質な粘土不足のため、硬化剤を一部使用します。

チェンマイでは土建築推奨する団体が多く存在し、今回のツアーでも下のリストにあげた団体を尋ねる予定です。
パンヤデン・スクール,
パンヤ・プロジェクト,
プンプン,
バードネストハウス.

今回の企画は教育を目的とした実践的教育モデルとしてだけではなく実験的そして伝統的な土建築技術を実際に建設現場で体験する良い機会でもあります。

私の望むところは、参加者の皆さんが生徒、参加者という立場であるというよりは、共通の関心を抱く友としてこの企画に望んでいただければ幸いです。さらに、皆さんの経験がダルマエコファームのこのプロジェクトの未来を担ってくれることと願ってます。

I hope to see you in March!

2012-01-25

木摺下地 Wood Lath

Tea House Interior

Visited Tanaka-sensei at the building site of a home in Tokyo featuring natural plasters and a detached tea house.
The exterior walls consist of a Tosa Shikkui, earth, lime stone sand and straw fiber finish over earthen plaster on a commercially produced bamboo lattice.

The interior consists of various finishes over earthen plaster on wood lath.

Scratch Coat

2012-01-08

Light Clay Infill Testing 軽量土サンプル作り

The first week of January helped Naoto NISHIMOTO, a senior college student in Itonaga-sensei's research studio, produce a number light clay samples using wood shavings and rice hulls.  Thermal conductance and compressive strength will be tested.  Expect more results soon.
 Light Rice Hull and Clay Sample 軽量籾殻土充填サンプル

 Light Wood Shaving and Clay Sample 軽量大鋸屑土充填サンプル

一月初旬に日本大学糸長研究室の4年生西本尚人さんを手伝って、いくつかの軽量土サンプルを製作しました。熱伝導率と圧縮強度を測定する予定です。更なる詳細をアップします。



日本建築学会関東支部に提出した論文です。

2012-01-02

アルコサンティ Arcosanti

Arcosanti was founded by Paolo Soleri. Soleri coined the term “arcology”, a fusion of architecture and ecology. Arcosanti is designed according to the principles of arcology, and consists of 25 acres of built environment in a 4,000 acre preserve. The design involves a compact, culturally rich and lively urban environment for 5,000 people surrounded by pristine wilderness. The plans also include large scale greenhouses to provide year-round food and heat in winter.
アルコサンティはパオロ・ソレリ氏によって設立されました。ソレリ氏はアーコロジーという言葉を作り出して、建築(アーキテクチャー)と生態学(エコロ ジー)の融合を示しています。アルコサンティはアーコロジーの原理に沿って、デザインされています。4000エーカーの自然の中で25エーカーしか開発し ません。コンパクトシティーで将来に5000人がここに住む予定です。大規模温室で年間の食料を生産し、冬には熱源になります。

Model
パッシブ・ソーラー Passive Solar Design
Bell production at Arcosanti
コサンティと同じようにアルコサンティもウィンドベルを作っています

In 2010, Tomiaki Tamura visited Japan and spoke at the international ecovillage conference in Tokyo and at Nihon University. By chance, both Tomiaki and I are graduates of Nihon University. We first met in Japan in 2010 and Kazuko and I visited Tomiaki at Arcosanti on December 28-29. He cooked a delicious dinner for us including homemade pasta and gave us a personal tour of Arcosanti. We also met Youngsoo Kim, a Korea architect living and working at Arcosanti with strong ties to organic farming, rural revitalization, and sustainability in Korea. Both Tomiaki and Youngsoo have recently helped publish a book on Solari’s concept of the linear city.
 
Tomiaki's Hand-made pasta and picked black olives タムラさんの手作りパスタと塩付けオリーブ

アルコサンティの建設を長く担当し、現在アーカイブを担当しているタムラ・トミアキさんに会いに行きました。タムラさんは2010年に来日し、エコビレッ ジ国際会議と日本大学性物資源科学部で講演し、その時に出会いました。今回大変お世話になりました。ゲストルームを予約したのにもかかわらずパオロ・ソレ リ氏の個別スタジオに泊まらせていただきました。その上タムラさんが手作りパスタを作ってくれたり、詳しく案内してくれたりしました。韓国での有機農業や 農村再生、サステナビリティとかかわっているキム・ヨンスさんにも出会いました。ヨンスさんは約7年間アルコサンティで働いています。
パオロ・ソレリ氏のスタジオ
スタジオのピクチャー・ウィンド
スタジオを暖めた温室
The greenhouse used for food production and heating in Winter

アルコサンティのパーマカルチャー農場
Chicken run surrounding garlic growing in sunken beds to conserve water

Incredible night sky 星空ば美しかったです

2012-01-01

アーバン・パーマカルチャーinフェニックス Urban Permaculture in Phoenix

At Arcosanti, Kazuko and I met Matteo and Beatrice, visiting artists at Arizona State University. Matteo is from Italy and Beatrice is from France. They live in a part of Phoenix hit hard by the real estate crisis. But fortunately, the lower cost of living has allowed artists and permaculturists to transform a section of the downtown. There are numerous galleries, coffee houses and urban farms in the middle of one of America’s largest cities.
アルコサンティでマテオさんとビエティスさんに出会いました。マテオさんは イタリアから来て、ベエティスさんはフランスから来ました。二人ともはアリゾナステート大学でビジティングアーテストとして活躍しています。サーブプライム問題の影響を強く受けたフェニックスの中心に住んでいます。しかし、安い家賃のおかげで、美術家や パーマカルチャーリストが集まり、ギャラリーやアーバンファームが増えています。
Map of the neighborhood (notice the number of galleries in the lower-right hand corner)
地域の図(右下に書いているギャラリーの数を注目してください)

Map of the greater watershed helps raise awareness
流域の図

“Grow”, an urban farm and store in Phoenix
「グロー」というアーバンファームと店


Sunken garden beds collect water for vegetables
凹んでいる畑が水を収集しています


Sunflower field in the middle of downtown Phoenix
フェニックス市の中心にあるひまわり畑


Chicken tractor and sunflower seeds drying 
チケン・トラクター です。後ろに日顔の種が干しています。

 
Laura raises heirloom chickens for eggs and meat and Nubian dwarf goats for milk
ロラーさんが原種の鶏とヤギを飼っています。
   
Raw Milk 殺菌されていない生のミルクです


All of the livestock litter goes to mulch the garden, reduce evaporation, control weeds and eventually provide nutrients for vegetables and fruit
敷き藁と糞尿を畑にまいて、雑草を押さえ、野菜と果物の栄養になります。

 
Greg Peterson’s “Urban Farm”
グレッグ・ピーターソン氏の「アーバンファーム」です。


Chickens 鶏


Vibrant vegetables 色とりどりの野菜


Photovoltaic and solar hot-water
太陽光発電と温水器

Phoenix Library フェニックス図書館

Photovoltaic car shades at the phoenix library provide not only shade for cars, but also produce electricity 
フェニックス図書館の駐車場の日よけが車を太陽から守り、発電もします。