2011-11-27

Zenryoji Straw Bale Temple 善了寺ストローベイル御堂

Currently leading the construction of a straw bale Buddhist enshrinement hall at Zenryouji temple in Totsuka Ward, Yokohama City. Further photos and details can be found at the links below.

Straw and Soil bind all of us to provide you with warmth and comfort – Straw bale House Workshop in Japan

善了寺住職のひとりごと
10月26日以降横浜市戸塚区にある善了寺のストローベイル御堂のストローベイル壁の施工を担当しています。

 Professor Keibo Oiwa and Head Priest Narita
善了寺の住職が戸塚区にある明治大学院大学の辻真一先生と一緒にカフェデラテラというNPOを設立しました。カフェ・デラ・テラ(café dela terra)とはイタリア語で「大地のカフェ」という意味ですが、大地のテラはお寺のテラでもあるんです。お寺というものが本来、人間界はもちろん、自然界とも分かちがたく結びついたエコロジー・センターである、という思い がそこに表現されています。また、お寺とは、元来、老若男女が階層や貧富の分け隔てなく、さらには生死の別さえ超えて集い合う場であり、だから、現代風に いえば、カフェのようなものにちがいない、という思いが込められています。カフェ・デラ・テラはエコロジカルでスピリチュアルで社会的なムーブメントです。

Architect Goichi Oiwa
御堂を設計したのはスローデザイン研究会の大岩剛一先生です。24日間ワークショップ形式でストローベイル壁の工事を行いました。

Straw Bales from Aichi Prefecture. ストローベイルです。

基礎部分を内と外、二重に作り、その上に杉板を張って台にます。ここまでは大工さんの仕事です。

Stacking the first bale. ベイル積み

Temple member Mr. H pounds a bamboo stake.
お寺の世話人が竹の杭を打っています。

Bales are stacked on the outside of a conventional Japanese timber frame.
ベイルが木造の外側に積んであります。

A bamboo lattice is built on the interior side of the timber frame and straw bundles are stuffed in the gap between the bales and bamboo lattice. 
木造の内側に竹小舞をかけて、ベイルと竹小舞の隙間を藁の束で充填しました。

First, horizontal bamboo lath is attached to the posts.
先に割竹を横に張りました。

Next, vertical bamboo lath is hung.
次に割竹を縦に張って、棕櫚縄で編みました。これで十分きれいです。

Above the bale wall, rice hull charcoal is used for insulation.
ベイル壁の上に断熱材として籾殻燻炭を利用しています。
Making the form for the truth window. 真実の窓の下地
Palm rope is used to tie the bamboo lath. 
棕櫚縄
竹小舞が完成。

Earthen Plaster from Aichi Prefecture
愛知県豊田市の前田興業さんの荒壁土です。

Everybody loves mud!
明治大学院大学の学生
A thin later of clay applied by hand.
土を手でベイルに直接塗ります。

Head Priest cuts straw for the base coat.  住職が藁スサを作っています。

Mother and child group participates in mixing the plaster.
子供たちが藁くずと土を混ぜています。
気持ち!!






 
A mixture of earth and straw is plastered by hand to even the wall and build curves
次に土と藁くずが混ぜた配合を手で塗って、平らな壁面を設けて、形を作ります。





A technique often used in earthen storehouse construction in Japan.
土蔵で利用されている樽巻を張りました。





Practice using the hawk and trowel.
中塗練習


さらにその上に、藁スサを少しだけ入れた土をコテで薄く塗り、きれいに整えていきます。

The final coat of the base coat is plaster with a soft steel trowel.
下塗の最終段階は鏝で壁面に土を塗ることです。聞思堂は円形の壁ですので、きれいなカーブが描けるよう注意しながら表面を整えていきました。


中塗がくっ付けしやすくため、櫛目を付けます。

The surface is scarred to provide a key for the brown coat.
表面が少し乾いたところで、コテの側面を使いギザギザの模様を付けていきます。土を塗り重ねるときに付きやすくするためです。




The exterior scratch coat is complete.
外装の下塗が完成。


藁スサを多めに入れ、よく混ぜた土を、竹小舞に手でしっかり塗りこんでいきます。

The interior scratch coat is plastered twice. 内装の下塗は2回塗りました。

鹿児島県喜界島から来てくださいました。
 
和歌山県でストローベイルハウスを建てる予定です。

ワークショップの後期に毎日参加してくださいました。

ストローベイル職人浅野ヒロさん

次に表面をある程度整えながらコテで塗っていきます。

Second scratch coat. 2回塗
 
何でもできる新田さん。


内装の下塗が完成 。

Wool floor Insulation 羊毛断熱材

Truth Window 真実の窓
ここまでが下塗り作業です。これから数ヶ月じっくり乾燥させていきます。

Roughly 190 people participated in the 3 week workshop.
190人がワークショップに参加してくださいました。

Morning meeting 朝会

  Mini-concert ミニコンサート

The three wise men
3人寄れば、文殊の知恵
Thank you to everyone who participated in the workshop. Without your help, this would have never been possible.
ワークショップに参加してくださった皆様、ありがとうございました。皆さんのおかげで、素晴らしいストローベイル壁ができました! まさに、奇跡のワークショップとなりました。本当にありがとうございました。